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今回は「葬儀費用の罠」について書こうと思います。
葬儀に対してプラスなイメージを持っている人は皆無でしょう。
葬儀に関わる業者などは、仕事が入ったということでプラスイメージはあると思いますが・・・
当事者たちは、「悲しい」「疲れる」「面倒くさい」「大変」などなど・・ きついイベントですね。
今回はこの葬儀に関するよくあるお金のことについてお話します。
よくあるパターン
冠婚葬祭の企業の広告で目に付く、あるいは営業の方によく勧められる
「葬儀費用最低〇万円~」というのをわかっている皆さんもいると思います。
また、毎月積み立てをし、いざという時に葬儀費用を安くすませるものもありますが、
これについてはまた次の機会にしたいと思います。
また、「○○最低△万円~」というのは、今回の葬儀費用に関してだけでなく、
日常生活をしていくうえでよく目にするものです。
ちょっと違う視点でこの金額について考えてみましょう。
最低金額で行うことはまず無理
まずはじめに言いますが皆さんもわかっておりますとおり、
広告で表示している最低金額で葬儀を行うことはまず無理です。
最低限の葬儀を行うための費用が「最低〇万円」です。
内容に納得できる葬儀を行えるとは一言も言ってません。
はい。ここでも出ました。私が思う企業が得意のテクニックである、
「嘘はついていない」です。このブログでは大事な言葉です(笑)
「納得できるかどうかは知らんが、最低〇万円でできるプラン用意してますよ」の意味です。
以下が私の経験したものでした。
最低〇万円のプランで用意されたドライアイスが少なすぎた。あれじゃだめだ。客舐めているのか?と思ったね。結局追加費用払って用意したよ。最低限のドライアイスは用意はしていたけど、納得できる量ではなかった。「内容に納得できるとは一言も言っていない」に騙されたよ。
確かに最低限の葬儀を行うことはできそうでしたが、結局、あれが納得いかない、あれが物足りないなどで最低〇万円の費用ではできそうになく追加費用がかかります。
一般的な葬儀費用については以下などを参考にしたり検索してみてください。
結局なんだかんだで、最低限の費用ではできないのですよ。
理由
1.葬儀というイベント自体経験豊富な人はまずいない。いるとしても葬儀屋で働いている人などごく少数でしょう。そのため葬儀についてわからないことだらけのため、結局は周りにどうするか聞いてみます。周りに聞いてみても「通常は・・」「親戚の場合は・・・」などで、最低限の費用で行おうともいろいろ言われて結局できない。
2.次に、心の問題として、「葬儀」という非日常なイベントがいきなりふりかかります。悲しい気持ちでいる中、気持ちが落ち着かない状態で葬儀屋などから「あれこれどうします?」、親戚から「○○やらないとだめだよ」など気持ちと時間に追われている状態であれこれ言われます。結局普段の状態であれば冷静な判断ができるところが、落ち着いて考えられなくなり、ついついオプションを次々追加し、結局は葬儀費用が膨大な額になる訳です。葬儀後にいろいろとはなしを聞いてみると、「あれはひどいぼったくりだよね」とよく聞きます。
3.最後に、周りなどが「葬儀をちゃんと行わないと、亡くなった人がうかばれないよ」という始末。
葬儀屋としては、正常な考えができない状態の家族に、いろいろとオプションを追加しようとしています。
確かに、商売としては、いろいろともちかけるのは問題ないと思います。商売ですので。
ですが、正常な考えができない状態の相手に対して、いろいろとオプションを追加しようとするのは、私個人の考えですが、心理学を使った「押し売り」のように思えます。
また、親戚などの周りも、「葬儀をちゃんと行わないと、亡くなった人がうかばれないよ」など言ってくる場合もあって喪主などは大変ですよね。いろいろとオプション追加してしまうのもわかる気がします。
私は馬鹿か!と思いますね。人生の生き様よりも、葬儀の良し悪しで死んだ人がうかばれないとは。非常に笑える。
まとめ
お金があって、周りに促されるようにいろいろとオプション追加しても、
「やっぱりやってよかった」と思える人は特にこのブログでは問題無い方と思います。
ですが、周りに促されるままにいろいろといろいろとオプション追加して後悔する人も多いのが現実と思います。私の周りにも沢山おりましたので。
こういう場合の対抗策としては「○○するのが良い」というようなものはなかなか無いと思います。
私の経験上あるとすれば、
「常日頃から葬儀について自分なりに考えておく」が一番の対抗策ではないでしょうか。
私も一度経験しておりますので、「次はこのようにしよう」と考えております。
それが一番ではないですかね。
最後に
「戒名料」の問題もよく聞きますが、今回のブログではふれないようにします。
また次のネタにします。
最後に、私は昔から思ってました。
寺の坊主と葬儀屋は昭和の商売方法そのままで今もやっていけてるな。こいつら企業努力ってあまりして無いだろうな。ぼろい商売だな。こういうやつらは早く淘汰されてほしいわ。
普通の企業は生き残りに必死なのに、寺の坊主や葬儀屋って昔からなにも変わらず、競合他社があまりなく、ぬるま湯につかっているように思えます(私個人の見解です)
なんだかなぁ~。でも葬儀屋さん自体はいろいろありますね。昔よりは厳しいのかもしれませんね。