買取費用の罠

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 今回は「買取費用の罠」について書こうと思います。

よくあるパターン

企業の買取の広告などでよく、「最高50万円の買取実績があります」との表示を見たりします。

広告用に区切り良い数値にするため多少誤差はあると思いますが、

こういう表示はたしかに嘘はついていないとは思います。上記の例でいえば、

最高50万円の買取実績」ですので過去の最高額が50万円だったのでしょう。

※例として以下のような感じでしょうか。

企業担当者
企業担当者

過去に一件だけ、状態の良いレア品を50万円で買取したことがありました。

このようなレア品が手に入るとは思っておりませんでしね。

当時の相場よりも多少安かったですが50万円で買取させていただきました。

買取の相場はたまに20万円位での買取があるくらいで、

それ以外はだいたい5~10万円が平均買取相場です。

■例として

①47万,46万,49万,41万,42万,50万 の場合の50万円も、

②20万,9万,7万,50万,15万,18万 の場合の50万円も最高額としては同じです。

たまたまあった一件だけのレアケースであっても、過去の買取実績としては嘘ではないので

「最高50万円」と言ってても嘘ではないですよね。

中には全くの嘘の数値を最高額と謳っている場合もある「かも」しれませんね・・・・

世の中はほぼこのような「数値の罠」ばかりだと思った方が気が楽です。

買取依頼者の心理

買取をお願いする方はだいたい以下のように考えていると思います。

「50万円とはいかなくても40万円位にならないかなぁ~」

「父から譲り受けた結構価値あるものだし、状態もいいので50万円位になるんじゃないか」

と思って買取依頼をしますが、大抵は予想を大幅に落ちる金額でがっかりするでのはないでしょうか。

企業の方も利益を乗せる分多少安めの買取金額になると思いますし、上記のようなレアケースである

買取金額もほとんどないですからね。ただ、「最高50万円の買取実績」の広告のせいなのか、

普通の物でも「もしかしたら最高額に近い金額で売れるのではないか」と

思うようになってしまっているんでしょうね。

こういうのは消費者心理の何かの事例でありそうですが・・・・・

まずは、スマフォなどで相場をある程度調べることからはじめましょう。

大体の相場がわかれば査定後の金額にがっかりすることもなく、買取依頼の手間もかけなくて済みますからね。

相場を調べ買取の手間を省き「効率化」しましょう。

買取に関しての注意点

  • 自分の売りたい商品がその企業での買取実績である最高額にはほぼ100%ならないと思ってください(それ相当の相場のもので交渉したりした場合はわかりませんが)
  • 買取品はどんなにきれいな状態でも中古ですので、ものによりますが新品の1/10の価格でも買取はしてくれないと思いましょう(ゴミみたいな値段だと思ってください)
  • 買取がよく行われる物は、買取相場など調べるとトータルで損はしません(そもそも買取にも出さずに済み、嫌な思い、残念な思い、買取作業の手間が無くなり効率的です)
  • 買取があまり行われない物(着物、ピアノ、バイク‥)は、当然ですが相場も調べにくいため、買取に出してしまうと損しやすい(企業側にいいように買い取られる場合多し)

買取に関しての私の考え

  • 買取に期待はしない。ほぼゴミのような値段で買取される。買取企業としてはそういう値段になるのはしょうがないですよね。なので「普通の品」は買取に出さないのが〇
  • 自分が価値を知っているよっぽどの「レア品」は買取に出してもいいでしょう。ただし、時間をかけてでも高く売りたい、企業側に安く売りたく無い場合は、オークションが一番いいのではないでしょうか。
  • 安くてもいいから大量に買取(処分)してもらいたい場合は、「ごみ処分」のつもりで買取してもらう。出張買取している場合などは便利です。

このブログでの買取に関しての結論

あたりまえのことですが以下となります。

  • 買取金額が小銭程度でもよいから処分したい場合は買取が〇。買取に出す場合は過度な買取期待をしない。買取金額はゴミと思いましょう。思い入れの無い品なら良いのではないでしょうか。買取までスムーズに行えますし、整理整頓、処分の「効率化」ですね。
  • 価値あるもの(金額がそこそこ高くなるもの)は「オークション」で売るのが〇。もちろんオークションでは転売狙いの人もいると思いますが、企業の買取に出すよりも高く購入してくれる人も多くいると思います。ただし車などの場合は売るだけでなく別の手間などもありますからね。手間かけてでも高く売りたい方向けですね。

買取での効率的な考え方。

買取に過度な金額の期待をしない。買取金額はゴミと思いましょう。