<関連記事>「買取費用の罠」
不要なものなどを処分するため中古ショップへ買取してもらう際、
「出張買取」というサービスが依頼するお店によってはあったりします。
この「出張買取」には、皆さんもわかっていただけてるとは思いますが、
意外な落とし穴である注意点があると思っております。
あれだろ?安く買いたたかれることだろ?
それは当たり前です(笑) 向こうも商売ですからね。以下のようなことを思っていますよね。
- できるだけ安く買いとるぞ
- 交通費と出張費用かかっているんだよ!上司にいろいろ言われたくないからやってやるぞ。
- あー、かったりぃわ。適当に済ませて早く帰りたいわ(と思っている人もいるはず)
問題点を言うと、
納得いかない査定金額であった場合でも「出張買取」が断りにくくなるという問題点です。
あー、あれか。なんとなくわかるが、ほとんどの人わかっていないんじゃない。
出張買取が断りにくくなる理由1
出張買取などの「出張」サービスはお客さん側へは無料で行われている点です。サービスという位ですからね・・・。無料なの当然と思ってしまいますよね。
買取する側としてはもちろん出張費用は発生しておりますが、買取できれば出張費は回収できますし、(買取する品等のおおよその金額の目安はついているでしょうしね)
出張買取は「無料」サービスとしておくことでお客さん側への良いアピールとなりますからね。
でも、日本ではこのようなサービスは無料が当たり前と思っている方もいらっしゃいますよね?
「買い取らせてやるんだから出張費用はタダなの当然だろ」のような感じです。
そのような方は出張査定が満足いく金額でなければ、
「納得いく金額ではなかったから売るのやめるからもう帰っていいよ。ご苦労さん。」
とでも普通に言うでしょうからね。
上記のような方はこれ以上この記事を見る必要無いですね!あなたは大丈夫です!!!
それ以外の人は・・・続きをどうぞ。
査定金額が納得いかない場合は以下のように考えたりするのではないでしょうか。
査定金額、こちらが想定してた金額よりもだいぶ安いな。この金額だとなんかもったい無いな。
でも親切に説明してくれたし、せっかく出張査定頼んだからまぁいいかな・・
というような考えが曲者でして、心理学で言う「返報性の法則(原理)※」により、「査定金額が納得いかなくてもなんとなく「買取」をお願いしてしまう。」という点です。
「無料で家まで来てくれたし、しょうがないから安くても売ってしまおうか」
「親切に説明してくれたし、この査定が大体の相場なんだろう」
と思って買取をお願いしてしまうと思います。
全員がそうではないと思いますが、そういうふうに思ってしまうのも多いのではないでしょうか。
※相手から何かを与えられると、こちらも何かお返したくなる心理のことです。
Wiki → 返報性の法則(原理)
出張買取が断りにくくなる理由2
出張買取とのことで買取業者の方を自宅に入れてしまっています。
家に招き入れている以上、簡単に帰ってもらえないという問題点です。
実際に査定してもらい最終的な金額が出ると思います。
大抵はというかほぼ、自分の納得する金額にはならないでしょう。
断りたいので、「査定金額が自分が納得する金額よりも大分少ないので買取お願いするのやめます」
と「買取業者」へ伝えます。
「はいわかりました」のように簡単に引き下がってくれればいいのですが、買取業者も仕事ですからノルマなどあると思いますし、出張費用がかかっているので、できれば「買取」をして帰りたいとおもってます。
こちらもできるだけ穏便に済ませたいと思っていて、うまく話を切り帰ってもらおうとするのですが、相手も商売ですからこのような駆け引きには長けていますので、話を続けられてこちらの気持ちが折れてしまい、つい「買取」お願いすることもあるのではないでしょうか。
それでも「買取」はしないという強い意志でなんとか帰っていただくとは思いますが、帰すまでが大変ですよね。あまりにしつこい場合などは強気で断ったりなど結構心理的な負担となります。
特に女性宅に男性の査定士などが来た場合はなおさら断りにくいですよね。女性宅にはできるだけ女性が訪れるようにするとかもあると思いますがね。
まとめ
断りにくくなる理由1と2から、「出張買取」は「買取業者」側が有利であるため、「依頼者」側からしてみればあまり良くないサービスと私は思っております。依頼者側がストレスを結構受けますからね。
- 自宅に招き入れる「ストレス」
- 満足いかない場合に断る際の「ストレス」
最初から「買取」してもらう前提であれば問題無いと思いますが、査定して考えるなら断りにくいので「覚悟」決めて利用するしかないですよね。
私は「出張買取」は利用しないほうが「効率的」かと思います。